代表 朝倉からのメッセージ
2020年、コロナ禍になって子どもと若者の自殺、不登校は
ますます深刻な問題になっていきました。
学校教育はカリキュラムを進めることに注力し、
子どもたちのしんどさを置いてけぼりにしがちです。
不登校の子どもだけでなく、学校に行っている子どももまた、
しんどさを我慢しながら精一杯生きています。
Reframeという名前は
「既存の価値観を見直し、新しい価値観と共に作り直す」
という意味合いを込めて名付けました。
不登校の対応で一番の壁になるのは、
「あたり前」と思われている思考です。
「学校に行くことは子どもの義務だ」(正しくは、教育を受けさせる義務)
「学校に行かい子どもはダメな子だ」
「我慢が足りない」「甘えだ」「親の甘やかしだ」
「親が子離れできていないからだ」など
今まで「あたり前」にしてきたことから外れた行動に対する声が、
不登校の親子を苦しめています。
私たちは、そういった「あたり前」や既存の「価値観」を疑い、
新たな視点で物事を見つめ直し、「自分たちの価値観」を創成したい、と考えています。
不登校だけではなく、社会での困りがあったときには
「これが本当に正しいのか?」を考えるところから始め、
「今まで」よりも「これから」を創造することを目指していきます。
私は思春期の頃、家庭内に居場所がなく、
何をしても親から怒られ、褒められずに育ちました。
学校でもなかなか友だちができず、心を閉ざすことでしか精神を保つ術がありませんでした。
なんでこんなに生きるのがつらくてしんどいんだろう?
と思っていたら、34歳で発達障害だと診断されました。
「そうか、それでなのか」
やっと理由がわかりました。
今、発達障害やHSC/HSPなどで困っている子ども、若者が増えています。
不登校や経済的理由で居場所がない子たちも。
Reframeの取り組みは、
私が子どもの頃に「あったらよかったなぁ」と思うことを具現化したものです。
今の子どもたちの教育や心のケアに注力しながら、
子どもの主体性を第一に考えて支援しています。
遊びを通した交流、学び合い、心のケアをしながら、寄り添い、見守っています。
もしこの活動に共感いただけましたら、応援・ご支援をよろしくお願い申し上げます。
NPO法人Reframe 代表理事 朝倉美保