料理の時間。
今日の料理は「え、僕、お弁当持ってるけど、どうしよう」からのスタートでしたが、「先にお弁当を食べてから料理を作ることにした」ということで一件落着。たこ焼きを作ろうという話になって、買い出しチームはイオンへおでかけ。
僕は居残り班で料理道具を整えていたのですが、「おー、帰ってきた」と思ったら、買い物袋の中に、なんか、ホタテが入ってました。食べたいからついでにたこ焼き器で焼くということらしいです。
それで、たこ焼き器のすみっこでホタテも焼いてたら、ホタテからおいしそうな汁がたっぷりとあふれてくるではありませんか。
「ホタテ汁!」「ぜったいおいしい汁やん」ということで、たこ焼き用のタコをホタテ汁につけて焼いてみると、とってもお手軽においしいのでみんな感心。今日も偶然から名作が生まれた瞬間でした。
あわせて、メインディッシュのタコ焼きもたくさん焼いてます。鉄板があったまるまでの間は、手が空くので、クッションを並べてみんなで遊んでました(笑)。
ホタテタコ(通称)なんかで結構なタコを使ったので、終盤は具がなくなって、粉だけの「プレーンたこ焼き」が誕生しましたが、これはこれで、材料がシンプルなぶん形がきれいに整って、「惑星みたい」と、見た目にも楽しいたこ焼きなのでした。
早弁の決断からホタテタコの誕生にいたるまで、みんながその場その場でアイデアを考えて柔軟に取り組めたのが、いい時間を過ごせた秘訣かもしれません。僕も、簡単でおいしい新料理ホタテタコの作り方をマスターできて、とても勉強になりました。
学習の時間。
「動画を作りたいんだけどなんかアイデアない?」から、今日の学習の時間はスタートしました。「風船を使って面白いことしたいんだけど、何も思いつかない」ということらしいです。いろいろアイデアを出し合ってたのですが、「風船からなんか出てきても面白いんじゃない?」と何気なく僕がいったら「それだ、天才じゃないのか」というリアクションで、なんか採用されました。
中に入れるものはすぐ思いついたみたいで、「人間を入れるぞ~」と「人間の作り方」を調べて、「なんだこりゃ、めちゃくちゃ複雑じゃん」「えぇー、どうなってんのここ」なんて言いながら、折り紙で人間を作って。それでも、残念ながら人間がうまく仕上がらなかったので、路線変更して、結果としては風船に水を入れる実験の動画を撮っていました。「うお~、すごい水の勢いだ!」と、いいのが撮れたようで、最後は親指をグッと立てております。
なるほどなるほど。
学習っぽい文章でまとめてみると、やりたいことがあるのでいろいろ考えてはみたものの、いいアイデアが出なかったので、協力を求めてブレーンストーミングを行い、着想を固めることができた。それで実現のために調べもの・試行錯誤もしたけれど、結果は失敗、けれども、その失敗を糧にして別のアイデアにたどり着き、見事やり遂げることができた、という感じでしょうか。その過程で、「膨張」とか「ポンプ圧」とか、理科の知識もたくさん登場していますね。
なんとも濃密な体験です。僕自身も、人生で獲得したスキルの大半が、やりたいことがあって試行錯誤した結果、たまたま身についただけの気がします。
「折り紙で人間を作ろうとしたけど失敗したので路線を変えた」というのも、実にお見事。失敗とうまく向き合うのって、大人でもなかなか難しいんですよね。ムキになってこだわってしまったり、イラっときて攻撃的になってしまったり。そこを、サラッと「方法を変えよう」って取り扱えるのは、かなりの力量が求められることだと思います。
さて、明日は「大学生と遊ぼう!」のイベントです。くらら庵と合同で、梅小路公園で運動会っぽい感じにやるみたいです。
僕も行きますので、興味のある方はぜひご参加ください。
磯
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